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和の住まい推進関係省庁連絡会議発行の「和の住まいのすすめ~今に生きる日本の住まいの知恵~」を全14回にわたってご紹介する連載「和の住まいのすすめ」
今回はその第14回目「湿気から建物を守る」です。

湿気から建物を守る

高温多湿なわが国では、主体構造の土台・柱・梁などの木材を腐らせないようにすることが、重視されてきました。
「真壁」は構造の柱や梁を表に見せて、その内法を壁仕上げとする構法です。構造材が常に空気に触れているので乾燥しやすく、耐久性に優れ、改修もしやすい工法です。換気性能の高い床下や小屋のつくりは、床組や小屋組の木材の乾燥に効果があります。また、「高窓」は室内で暖められた空気の排出に有効です。「畳」(伝統的な製法による稲わら畳床)に用いられるい草・稲わらや内壁仕上げの左官材料の多くは吸放湿性が高く、室内の湿気や水分を吸収・放出するので、結露防止などの効果が得られます。



小屋裏現しで天井を高く開放的にし、室内の空気循環をうながす(写真:阿部利広/阿部建築研究室)


畳、漆喰塗などの自然素材を利用し、吸放湿性を高める(写真:季刊「チルチンびと」(風土社))

和の住まいのすすめ~今に生きる日本の住まいの知恵~(和の住まい推進関係省庁連絡会議 発行)
P17[湿気から建物を守る]より抜粋

過去の関連ブログはこちら

→連載「和の住まいのすすめ」No.01
→連載「和の住まいのすすめ」No.02
→連載「和の住まいのすすめ」No.03
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→連載「和の住まいのすすめ」No.05
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→連載「和の住まいのすすめ」No.08
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