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28(月)
こんにちは。鶴弥 開発部です。
台風シーズン真っただ中ですね。
台風被害でよく報道されてしまう「瓦が飛ばされた」などというフレーズ。
真相が伝えられず、瓦は何でもかんでも飛んでしまう、
との誤解をお持ちではありませんか?
瓦は、皆さんが生まれる前から屋根材として使用され続けています。
J形の桟瓦は、その原形が1674年に完成されていたとも言われています。
しかしながら、1970年頃までは瓦の固定方法自体が明文化されておらず、
高い耐久性がある瓦ゆえに、
「屋根に乗っているだけ」の古い施工方法がそのまま残っていることも少なくありません。
そのような瓦屋根で、強風による被害が多いのです。
今では、瓦を釘やねじで全数固定することが法律で定められていますが、
数多く行われた瓦の耐風性能試験による性能の裏付けもあってのことです。
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ところで、瓦の耐風性能試験ではどんなことを行うのでしょうか?
瓦の耐風性能試験は、
「2021年改訂版 瓦屋根標準設計・施工ガイドライン
(監修:国土交通省国土技術政策総合研究所 他)」にて
定められた試験方法に基づき行っています。
下の写真は、平部の耐風性能試験の試験風景です。
台風接近のときなど強い風が吹いた場合、瓦には持ち上げられるような力が発生します。
その瓦の持ち上がりを想定して、機械で瓦を引っ張り上げるような試験を行います。
実際に屋根で施工する仕様と同じ仕様で試験体を作製し、
あらかじめ想定した建物条件(各地域の風速基準、建物高さ、地形など)から
求められる風圧力を基に荷重を求め、
その荷重で150回引っ張り上げることを繰り返します。
異常が無ければ、「適合」の判断となり、成績書が発行されます。
成績書があることで、この施工仕様においては、
想定した風圧力以下となる建物条件であれば使用可能、と判断します。
一例をご紹介しただけにはなりますが、
現在ではこのように性能確認がしっかり行われており、施工方法も確立されています。
安全・安心な鶴弥の防災瓦の採用を是非ご検討ください!