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2024/06
24(月)
こんにちは、鶴弥 阿久比工場です!
6/18に「粘土瓦の「外観自動選別装置」導入に関するお知らせ」という
プレスリリースを行いました。
資料を少し見てみると「AIソフトウェアを活用し・・」と記載されています。
「AIを使って選別作業を自動化したってことかな?」
「AIを開発したって書いてあるけどどういうこと?そんなことできるの?」
そんな声が聞こえてきましたので、
ここでは内容の一部をざっくりとわかりやすく解説しますね!
しかも、この取り組みについて、東京で行われた展示会で講演もさせていただきました。
すごいですよね!今回はその裏側もお伝えします!
この記事を読めば鶴弥の外観自動選別のこと、
世の中のものづくりのAI事情までも?わかってしまいます。
是非最後まで読んでみてね。
外観自動選別ってなに?
工場で作られた製品は良品と不良品(不適合品)への仕分け(選別)を行っています。
今は瓦を1枚1枚『人の目』で見て、『人の脳』で判断して、この作業を行っています。
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ですが「外観自動選別装置」を導入することで、
この作業を人ではなく機械、いわゆるAI(人工知能)にやってもらう!ということです。
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具体的には、
『人の目』の代わりに『カメラ』で瓦を見る、
『人の脳』の代わりに『パソコンの中のAIで解析』
といった感じになります。
AIが解析して「この瓦、異常です!」と言ったら、その瓦は自動で払い出されます。
(※ちなみに、うちのAIはしゃべりません。例え話です…
実際には「PCからI/O Terminalを通じてPCLに信号を…」詳しい話は省略します。)
AIを開発したってどういうこと?
鶴弥っていつからIT企業になったの?と思われそうですが、本当にAIを開発したんです。
最近ではchatGPTなど気軽にAIを利用できるようになってきましたよね。
AIに文書を作ってもらったり生成AIで画像をつくったり、経験された方も多いと思います。
実はAI自体もプログラミング不要で簡単に作成できるようになってきているんです。
今回鶴弥が導入したAIも、
「ノーコードで簡単にAIが作れるMENOUのAI作成ツール」を利用しました。
AI外観検査を身近にする|検査AI MENOU - 実績多数の内製も可能なAI外観検査
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このAI作成ツールを使って、瓦の検査専用のAIを開発した。そういうことなんですね!
このAI作成ツールは、中部電力ミライズ株式会社様から提案していただき、
AI作成の技術支援もしていただいています。いつもありがとうございます!
いまどこまで自動化できているの?
簡単に作成できると言いましたが、もちろん課題はたくさんあります。
AIをつくるための機能もたくさんあるので
使いこなすためにはとりあえず実践あるのみ。日々試行錯誤の繰り返しです。
その結果、一部の検査を完全に自動化しできるようになりました。
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特に不適合品の中でも発生数の多い「きず」「き裂」の一部を
AI検査で検出、自動払い出しできるようになっています。
引き続きAIの精度を上げてすべての製品、すべての不適合品を
自動で検出・払い出しできるように開発を進めていきます!
東京講演の様子
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講演会場「東京ビッグサイト」
そして今回、RXJAPANが主催している「ものづくりワールド東京」の特別講演で
鶴弥のAI検査導入事例について講演させていただきました!
(MENOUさんの特別講演枠のなかで10分間鶴弥の導入事例を紹介しました。)
特別講演の会場はこちら
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座席約700席!
セミナーが始まるとなんと満席+立ち見という状況。
しかも、講演者の立ち位置はステージのど真ん中。全身見られます。
もちろんこんな経験初めてなので前夜はざるそばしか喉を通りませんでした。
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ステージからの光景はしばらく頭の中に残りそうです
世の中のAI事情
今回の特別講演が満席だったように
世の中的にもノーコードでつくれるAI検査は需要が多いようで
展示会でもAIの展示ブースはとても盛り上がっていました。
特に自社内でAIを作成・調整できるメリットは大きくて、
新製品にも対応できるし、検査基準を変更したときもすぐに対応できる。
AI作成を業者に丸投げしていると変更の都度コストがかかったり、
微調整が行いにくかったりと使いにくいAI検査になってしまうようです。
これからの製造現場では自分たちで作れるAIがどんどん広がっていくかもしれませんね。
最後に
「粘土瓦の「外観自動選別装置」導入に関するお知らせ」を
ざっくりわかりやすく解説してみました!
わかりやすくなかったらすみません。
そしてAI検査への熱い思いから
これまでの鶴弥ブログ内で最高文字数になったのではないでしょうか。
ここまで読んでいただいた読者さま、本当にありがとうございます。
今後また長文のブログがでてきたら私かもしれません。
その時もぜひ最後まで読んでください。
これからもAI検査を進め製品品質の安定化、品質向上に努めてまいります。
そしてまたこの部屋に入れる日がくるよう精進していきます。
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2024/06
17(月)
こんにちは、鶴弥 経理室です。
突然ですが皆さん、睡眠はしっかり取れていますか?
睡眠の質を上げるために、最近では様々な新たな発見があり、
メディアで取り上げられているようですね。
・帰宅後から部屋の照明を暗めにする
・エアコンが必要な時期は起床時までつけたままなど、快適な温度を保つ
・寝室はドアを多少開け、空気を循環させる
・就寝時は静かな環境を保つ etc...
毎日の適切な睡眠の量と質は、健康や美容、疾病予防、
様々な生産性向上と生きていく上で寄与することがとても多いようです。
そう考えていたら、わたしたちの提供する製品も
断熱性・防音性・通気性(屋根ですが…)等、
間接的に睡眠貢献しているかもしれないと、少しうれしく思いました。
おそらく多くの方の人生3分の1を占める時間!?
残りの3分の2をより充実させるためにも、
自分自身の普段を振り返ろうと考えさせられる内容でした。
最近は何かと気を配る・遣うことが多いので、心にも睡眠が欲しいですね・・・。
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2024/06
10(月)
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こんにちは、鶴弥 業務部です。
ジメジメ、ムシムシの嫌な梅雨が近づいてきましたね。
皆さんはこの時期をどうお過ごしですか?
5歳児子育て中の私は毎日天気予報をチェックして
次の日の洗濯物のことや子供の服装のことなどあれこれ苦心しております。
そんな嫌~な日々ですが、ささやかな楽しみがあったりもします。
それは庭にある紫陽花の花の観察です。
4種類の紫陽花を育てているのですが、まだ梅雨前の新しい葉が芽吹く時期から、
植物が大好きな息子と一緒に毎日観察しているのです。
初めて花芽を発見した時はても嬉しい気分になり二人で大喜びしました。
今は、花が咲いた時の喜びと、移ろいゆく色の変化を楽しみにしています。
さて私の住む高浜市には、
「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれた「鬼みち」があります。
飾り瓦や鬼瓦を見ながら約4.5㎞の道のりです。
所々に咲く紫陽花と瓦の趣ある風景を眺めながらのお散歩はいかがでしょうか?
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2024/06
03(月)
こんにちは!鶴弥 営業部です。
ジメジメする季節に入りましたね。
もうすでに梅雨明けがいつかと待ち遠しい今日この頃です。
今日はそんな憂鬱な気分も吹き飛ばしてくれる、オススメの製品をご紹介します!
その名も「サマースノー」です。
響きだけでもなんとなく涼しさが感じられます。
私は「サマースノー」と聞くと
どうしても堂本剛さんと広末涼子さんのドラマを思い出すのですが、
「同じく!」という方がいたらきっと同世代かもしれないですね!
そんな話はさておき、当社の「サマースノー」はもちろん「瓦」です。
「サマースノー」は特殊なゆう薬を使用しており、高温焼成することで、
太陽熱反射性能、防汚性能、耐久性能の3つの優れた機能を発揮します。
そんな「サマースノー」のカラー展開は1色!『スノーホワイト』です。
そう、雪のように白い瓦なのです!
黒や茶色が主流の屋根材に、白があるなんてイメージできます?
下記の写真は、青森県にあるSHIZUKU CAFÉさんです(設計:mizuiro architects)。
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どうですか? ジメジメした気分も晴らしてくれる爽やかな外観ですよね。
写真のように新緑が美しい季節、夏のスカっと晴れた青空、
秋の紅葉した木々や落ち葉、冬の雪景色…
『スノーホワイト』は日本の四季に映える美しい瓦です。
私はこのカフェを見て、白い屋根いいなぁと思うようになりました。
青森県に行く機会があれば立ち寄りたいスポットです。
もちろん外観だけでなく、性能面も兼ね備えています。
特に、白い瓦ということで他の瓦と比較しても太陽光エネルギーの反射性能が特に優れています。
年々暑くなる夏を乗り切るために屋根材も工夫してみませんか?
気になる方は是非、製品紹介ページもご覧ください。
※スノーホワイト色は受注生産となります。
2024/05
27(月)
こんにちは。鶴弥 開発部です。
沖縄・奄美地方では梅雨の真っただ中、
鶴弥のある愛知県でもそろそろ梅雨入りかな?というこの時期。
天気予報を気にしながら洗濯物をどうするか、悩む機会が多くなりそうです・・・。
さて、今回は瓦の「防水性能」について、取り上げたいと思います!
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防水試験の方法にはいくつかありますが、
代表的なものに「送風散水試験」と呼ばれるものがあります。
この鶴弥ブログでも一度ご紹介をしていますが、
今回は試験内容についてもう少し細かくご紹介します。
あいち産業科学技術総合センターに導入された送風散水試験装置は、
最大で31m/sの猛烈な風と、60㎜/hの非常に激しい雨が
同時に起こることを再現できるようになっています。
これらの条件は、過去の研究結果に基づき設定されていて、
沖縄に接近する強い台風のような気象条件とも言えます。
試験体は、大きさが横2m×長さ2mの屋根面を想定した架台に瓦を葺き並べ、
実際に使う屋根の勾配のうち最も厳しい勾配(≒緩い勾配)に角度を付けた状態にします。
そして、散水のみを1分間、散水&送風を5分間行い、
これらを3回連続で繰り返し行います(合計18分間)。
こちらの写真は散水&送風の試験中の写真です。
試験の状況を伝えるのがなかなか難しいですね・・・。
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次の写真は、試験後のルーフィング相当面です。
下から見るとこんな感じになっています。
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性能の評価方法は、まず、ルーフィング(下葺き材)に相当する面に
浸水した水の量を細かく測定します。
次に、屋根勾配に応じた計算式から「強風雨浸水量(○○ml/㎡)」というものを求めます。
そして、求めた強風雨浸水量に応じて
4段階ある水密区分(=浸水の程度)のうち、
どの区分であったかを判定して瓦製品の性能が評価されます。
最終的には、屋根勾配と散水量及び風速の組み合わせで評価した
水密区分が成績書という形で発行されます。
水が全く入らないことが理想ではありますが、
粘土瓦やセメント瓦など1枚1枚縦横に重ねて施工する屋根材では、
風による一定量の水の浸入は許容されています。
つまり、屋根にとって有害となるような水の浸入が無ければ、
屋根材の防水性能として問題がない、ということになります。
※水が入ってしまっても、瓦屋根は通気層があり晴れた日には乾いていきますので、
屋根がすぐ傷むことはありません。
このように、防水性能の厳しい試験をクリアした粘土瓦は、
30年、60年・・・と雨水から屋根を守り続けているのです。
新築、リフォームの際には、水にも強い『鶴弥の防災瓦』の採用を是非ご検討ください。