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スタッフブログ

こんにちは、鶴弥 経理室です!!



さて突然ですが、日本で使われている瓦の起源はいつごろなのか知っていますか?


日本に瓦が入ってきたのは、今から約1400年前の西暦588年以降とされており、中国を起源として朝鮮半島を渡ってやってきました。

では、中国で瓦が造られるようになったのはいつなのでしょうか?

これまでの定説では、中国の陝西省宝鶏市岐山県鳳雛村にある西周時代の周原遺跡から出土したものが最古であり、紀元前11世紀ごろ、現在からおよそ3000年前とされていました。

中国の陝西省歴史博物館(陝西省西安市)で展示されている、発掘された同時代の瓦です(色の濃い部分)。コロナ前に実際に見に行ってきました。すでにいくつかの模様が施されているのがわかります。(クリックすると拡大します)


重杯紋瓦当(陝西省歴史博物館)


筒瓦(陝西省歴史博物館)


内単丁板瓦(陝西省歴史博物館)

ところが、西暦2000年ごろからの最新の発掘調査で、なんと紀元前15世紀以前の殷(商)時代の遺跡(河南省鄭州市の二里岡遺跡)からも瓦が発見されるようになってきました。

このため現在では、瓦の起源は、最低でも現在から3500年前まで遡れると考えられるようになってきています。 (研究者によっては4000~5000年前と主張される方もいます)


ちなみに、そのころの日本は縄文時代の後期にあたります。

こんなに昔から、人々は瓦を屋根に使うことの有効性に気づいていたんですね。

もちろん今では、その当時よりも製造技術が発達し、形状や色もバリエーション豊かになっていますが、焼き物のもつ耐久性を屋根に生かすという発想は大昔から変わることなく引き継がれています

ご自宅の新築・改築等をお考えの方は、是非、3500年の実績と信頼の瓦をご検討下さい

このブログを書くにあたって参考にさせていただきました。

・愛知県陶器瓦工業組合ホームページ

・大脇 潔 先生 ご講演

・東の造瓦ことはじめ(アジア地域研究) 著者:中村 亜希子 氏


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