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こんにちは、鶴弥 阿久比工場です!

6/18に「粘土瓦の「外観自動選別装置」導入に関するお知らせ」という
プレスリリースを行いました。
資料を少し見てみると「AIソフトウェアを活用し・・」と記載されています。
「AIを使って選別作業を自動化したってことかな?」
「AIを開発したって書いてあるけどどういうこと?そんなことできるの?」
そんな声が聞こえてきましたので、
ここでは内容の一部をざっくりとわかりやすく解説しますね!

しかも、この取り組みについて、東京で行われた展示会で講演もさせていただきました。
すごいですよね!今回はその裏側もお伝えします!
この記事を読めば鶴弥の外観自動選別のこと、
世の中のものづくりのAI事情までも?わかってしまいます。
是非最後まで読んでみてね。

外観自動選別ってなに?

工場で作られた製品は良品と不良品(不適合品)への仕分け(選別)を行っています。
今は瓦を1枚1枚『人の目』で見て、『人の脳』で判断して、この作業を行っています。


ですが「外観自動選別装置」を導入することで、
この作業を人ではなく機械、いわゆるAI(人工知能)にやってもらう!ということです。


具体的には、
『人の目』の代わりに『カメラ』で瓦を見る、
『人の脳』の代わりに『パソコンの中のAIで解析』
といった感じになります。
AIが解析して「この瓦、異常です!」と言ったら、その瓦は自動で払い出されます。
(※ちなみに、うちのAIはしゃべりません。例え話です…
実際には「PCからI/O Terminalを通じてPCLに信号を…」詳しい話は省略します。)

AIを開発したってどういうこと?

鶴弥っていつからIT企業になったの?と思われそうですが、本当にAIを開発したんです。
最近ではchatGPTなど気軽にAIを利用できるようになってきましたよね。
AIに文書を作ってもらったり生成AIで画像をつくったり、経験された方も多いと思います。
実はAI自体もプログラミング不要で簡単に作成できるようになってきているんです。
今回鶴弥が導入したAIも、
「ノーコードで簡単にAIが作れるMENOUのAI作成ツール」を利用しました。
AI外観検査を身近にする|検査AI MENOU - 実績多数の内製も可能なAI外観検査


このAI作成ツールを使って、瓦の検査専用のAIを開発した。そういうことなんですね!
このAI作成ツールは、中部電力ミライズ株式会社様から提案していただき、
AI作成の技術支援もしていただいています。いつもありがとうございます!

いまどこまで自動化できているの?

簡単に作成できると言いましたが、もちろん課題はたくさんあります。
AIをつくるための機能もたくさんあるので
使いこなすためにはとりあえず実践あるのみ。日々試行錯誤の繰り返しです。
その結果、一部の検査を完全に自動化しできるようになりました。


特に不適合品の中でも発生数の多い「きず」「き裂」の一部を
AI検査で検出、自動払い出しできるようになっています。
引き続きAIの精度を上げてすべての製品、すべての不適合品を
自動で検出・払い出しできるように開発を進めていきます!

東京講演の様子


講演会場「東京ビッグサイト」

そして今回、RXJAPANが主催している「ものづくりワールド東京」の特別講演で
鶴弥のAI検査導入事例について講演させていただきました!
(MENOUさんの特別講演枠のなかで10分間鶴弥の導入事例を紹介しました。)

特別講演の会場はこちら


座席約700席!
セミナーが始まるとなんと満席+立ち見という状況。
しかも、講演者の立ち位置はステージのど真ん中。全身見られます。
もちろんこんな経験初めてなので前夜はざるそばしか喉を通りませんでした。


ステージからの光景はしばらく頭の中に残りそうです

世の中のAI事情

今回の特別講演が満席だったように
世の中的にもノーコードでつくれるAI検査は需要が多いようで
展示会でもAIの展示ブースはとても盛り上がっていました。
特に自社内でAIを作成・調整できるメリットは大きくて、
新製品にも対応できるし、検査基準を変更したときもすぐに対応できる。
AI作成を業者に丸投げしていると変更の都度コストがかかったり、
微調整が行いにくかったりと使いにくいAI検査になってしまうようです。
これからの製造現場では自分たちで作れるAIがどんどん広がっていくかもしれませんね。

最後に

「粘土瓦の「外観自動選別装置」導入に関するお知らせ」を
ざっくりわかりやすく解説してみました!
わかりやすくなかったらすみません。
そしてAI検査への熱い思いから
これまでの鶴弥ブログ内で最高文字数になったのではないでしょうか。
ここまで読んでいただいた読者さま、本当にありがとうございます。
今後また長文のブログがでてきたら私かもしれません。
その時もぜひ最後まで読んでください。

これからもAI検査を進め製品品質の安定化、品質向上に努めてまいります。

そしてまたこの部屋に入れる日がくるよう精進していきます。



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