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開発室の小栗です。
今日は、設計開発するときや屋根工事店さんと話をする時に使う長さの単位について、つれづれなるままに書きたいと思います。
現在開発室では、SI単位を用いて製品設計や施工仕様を設計しています。
性能評価試験なども、ほとんど全てSI単位で評価しています。
SI単位は、Wikipediaでは ”国際単位系(こくさいたんいけい、仏: Le Système International d'Unités, SI、英: The International System of Units、略称SI)は、十進法を原則とした最も普遍的な単位系である。略称SIはフランス語からきているが、これはメートル法の歴史的理由による。” とあります。
長さの単位で言えば、小学校の時に勉強したメートルですよね。
ただ、屋根業界や建築業界においては、まだまだ尺寸を用いることが多いんです。
当社製品は、1400年の歴史のある製品であり、徳川吉宗の時代にブレイクした屋根材なので、当時のモジュール(単位)である尺寸で屋根工事店さんは話をします。
当社の製品で8寸2分5厘や9寸2分5厘の有効幅の製品がありますが、この製品名は”8.25寸桟瓦”や”9.25寸桟瓦”という名称です。
まさに ザ・尺モジュール という感じですよね。
ザ・尺モジュールの瓦は、吉宗の時代からロングヒットし続けているJ形という瓦なんですが、平成に入ってからはF形という瓦がブレイクしました。
当社のスーパートライ110という防災F形瓦シリーズも平成11年に開発した製品です。(今年の8月で12歳になります。)
当社の製品でスーパートライFM306という製品がありますが、306mmの有効幅を製品名にした瓦です。
まさに ザ・メーターモジュール という感じです。
そんな感じなので、J形瓦の話を工事店さんとする時は、尺貫法とメートル法が入り交じって大変なことが結構あります。
電卓片手じゃないと話が通じない時があり、まだまだSI単位も屋根業界ではスタンダードになっていないなと思ったりすることが多々あります・・・
現状は、尺モジュールVSメーターモジュールでは尺モジュールに軍配があがりますが、これからどんどん平成生まれの社会人が増えてきますのでメーターモジュールに軍配が上がる日も遠くないかもしれませんね。